おたんじょう会
22日は幼稚園のお誕生会。
親が子供の手を引いて満座の中でおめでとうを言って貰える日。
さぞやいろいろ言われるだろうと覚悟を決めて、ようやく幼稚園へ。
おなじクラスの子ももう一人お誕生日だが、今日はお父さんでネクタイ姿だ。
みんなの前でお名前をよんでもらっておめでとうの後クラスの子供たちの元へ。
保護者は年少・年中・年長と別れイスにすわる。
先生による劇が終わると、お歌の発表があった。
お誕生会の場合、保護者席に向かいお誕生日の子供たちが最前列に立つ。
よって、我が子はよく見える。
驚いた。
なんと大きな口をあけて歌を歌っている。
しかも、なんとピシっとしており全然ふらふらしていない。
途中鼻の頭を書いた以外は実に落ち着いている。
そして何事もなく落ち着いた態度で教室へ戻っていった。
幼稚園の実務責任者(園長ではない)からのお話を親たちで聞く。
そうじて「親の配慮や感謝がたりない。やってもらってアタリマエではないんだよ。」という話があった。
確かに、我が子が退場の際親に向かって手を振っているのに隣のお母さんと話に夢中でシカトしている母親の多いこと。
してもらう仕事だからこそ「お願い」や「感謝」が余計必要なときがあるのはアタリマエなのだが・・。
一度家に戻り再度お迎え。
実務責任者が門の前でいろいろなお母さんたち、子供たちと挨拶を交わしている。
この人が例の人。
私を見つけるや満面の笑みで「今日はお忙しいのにありがとうございました。お休みがとれたんですねぇ。」
「なんとか片付けてやってまいりました」
「お父さんが会社をお休みして来てくれるんだよとそれはそれは楽しみにしていたんですよ。」
「おかげさまで落ち着いた姿を見ることができて驚きました」
「そうですよね!(強調)私もしっかりお口をあけて大きな声で歌っているのをみて涙がでそうになりました」
「ありがとうございます。園の方たちには、大変なお手間をかけていただいたと思います。ようやくここまでしっかりすることができて・担任をはじめ皆さんのおかげと思っております(営業トーク!+頭下げ)」
「お父さんもいろいろ大変とは思いますけど、私たちもできるだけのことは致しますのでなんでもお話くださいね。あとおばあさまがとてもがんばってくださっているのでやさしい言葉をかけてあげてください」
「は、お心遣い感謝致します」
・・以下挨拶省略
そうして担任から息子の手を引いて門をでようとすると責任者が息子を大声で呼んで廻りに聞こえるように(恣意的に見えた)誉め、抱きしめていた。
息子の面目躍如である。
結局なんだったのか・・といろいろ考えたのだが
ケース1)息子がしっかりしている場合
親子共々誉める
ケース2)息子がしっかりしない場合
私と個別にお話
というストーリーだったのかとも思う。
それにしてもあれだけ大勢の面前でのパフォーマンス(私個別の話および息子との話)は他の母親たちへのアピールだったような気がする。
なんとなくクラスの中で親たちに疎まれている子なのかもしれない。
そういう話を聞いてなんとか解消しようとコミニュケーションを狙ったのだが義姉が腹芸のできる人ではなかったため余計情報伝達がおかしくなったという気もしないでもない(笑)
思えば去年は悲壮感さえ感じながら出かけたものだ。
今年は父親がもう一人いたせいかもしれないが当り前のようにそこに参加していた。
ようやく私自信が少しは落ち着いたということなのだろうか。
ま、何はともあれ無事終了である。