家庭訪問で笑ってもらえればよし

さて、上履きを届けて、息子が帰宅し、学校で借りた上履きを洗ってさて、あと5分ぐらいだな・・・なんて思っているとピンポンと。
先生早いじゃん。
ばばさまが玄関に出、迎え入れると先生リビングへ。
簡単な挨拶の後、ばばさまはお茶を入れにキッチンに引っ込み、私と先生のサシ。

先生かなり緊張されているようで、
先:『今日も給食の時に頭が痛いと言っていたんですよ』
私:『またですか』
先:『やっぱり学校ストレスなのかなと思っているんです』
と硬い表情で口火を切った。
どうやら息子、学校で自分の面倒を見れなくなることがあるらしい。
先:『話がかみ合えばビックリするほどきちんとしたことが言ってくれるんですけど、合わない時はちょっと・・・』
私:『ふむ』
先:『男の子にしては他の子に乱暴とかしませんしね、人柄のとてもよい子なんですけど、みんなと一緒の時にちょっと遅れてしまいますね』
私:『そうですか』
先:『たまに気がそれるのか、(首を左右に振って)授業中にこうするものですから今は前に座ってもらっています』
婆:『体が大きいのに前から2番目に座っているっていうから多分そうじゃないかと思ったんですよ』
先:『一番前ですよ?』
私:『先生の机を入れて二番目だと思ったな(大笑)まぁ親子二代にわたって一番前に座らされるってのもなんですなぁ』
先:『お父さんもですか?』
私:『はい、しゃべりっぱなしで(苦笑)ま、両親ともによくしゃべりましたので』
<ここで一気に緊張感がほぐれた>
私:『学校どう?面白いって聞くと面白いっていうんですよ』
先:『そうなんですか』
私:『GWの最後の方なんか学校ないとつまんないって言ってましたしね』
先:『へぇ(少し嬉しそう)』
私:『先生に怒られたことや、誉められたこともちゃんと言っていますよ』
先:『5月になってから特に勉強や生活態度が良くなってきています。それであと少しが惜しいなと思って注意するようにしているんです。それで前の席にもしたんですけどね。』
婆:『少しずつでも前に進めばいいなと思うんですよ』
先:『彼の持っている優しい部分を大事にしながらできればいいなと思うんです』
私:『そういえば先生、給食の時に答案の採点をなさっているんですよね、先生給食食べながら大変だって息子言ってましたよ』
先:『(笑いながら)そうか、見えるところにいるモンね』
私:『身の回りのことはご指摘の通りと思います。なにせ一人っ子ですから無理もないと思います。で学校のしたくは全部本人にやらせているんですよ。最近は電気を入れてないアイロンかけもさせているんです。今日上履き忘れたのは日曜日に実家に行っておりましてね、私が詰めたものだからと思います』
先:『なるほどおうちの方でもいろいろお考えになっているわけですね』
私:『はい、怪しいところもありますが、それなりに自分で報告しておりますので』
(略)
というわけでしごく笑顔の出る会話が成り立ちました。
先生、学校のストレスという点、私がいたという点で構えていた部分がありましたね。
お互いの問題点の認識は一致し、学校でも家でも対応しているのが確認できてホットした感じでした。