制度のはざまで

訪問看護婦さんからのアドバイスもあり、区の福祉課に電話をする。

「在宅医療を始めたのですが助成制度や使える制度はありますか」
「おいくつですか?」
「30代です」
「・・うーん・・失礼ですがなんの病気か伺ってよろしいですか?種類によっては介護認定されるものもあるので」
「がんです」
「がんは入っていないんですよねぇ・・・少々おまちいただけますか・・・」

(間)

「いろいろ調べたのですが、車椅子はある程度の費用でお貸しすることができます。ベットはいろいろ微妙なので難しいかもしれません」
「そうですか。なんらか助成制度のようなものはないのですね」
「はい、残念ながら。よろしければ、お名前と連絡先をお伺いしてもよろしいですか」
「はい?」
「調べてみてもしお役に立つようなことがわかりましたらご連絡しますから」
「それではよろしくお願いします」
「すみませんね、役に立つことが言えなくて。なんとか我々も介護の枠を広げたいのですけど難しくって」
「いえいえ、ありがとうございました。」

#『お役所仕事』とは言えないですね。結果的には残念でしたが(苦笑)