初夢奇談

今年もよろしく〜いい年にするぞ〜

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朝8時に起きて雑煮をつくる。雑煮といえば関東(東京)はすましに鳥に焼いた角餅。
だが奥さんの実家の方では焼かない丸餅だった。
「ま、正月ぐらい負けといてやるさ」と味噌汁じたてで雑煮を作る。
大根、白菜、玉葱。色気がないけどまぁいいやと、実家で注文してくれた餅をぶちこむ。

そののち闇猫さんのグリーティングに少なからずウケてお返事を出す。

今日は別に家にこもる予定だったのだが、なぜだか墓参りに行こうと思った。

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墓参りだけさっさとして、家でプラモでもつくるかと思っていたのだが、いざつくとやはり花とか酒とか供えたい。
で吉祥寺の町を歩くと、吉祥寺虎屋ではなびら餅が。
好きだったなと思い、家とお寺といくつもりはなかったのだが実家用に買って、エノテカでスパークリングのハーフを買う。

お寺で水と線香をもらって、ご本尊にと渡しお参りをすませ、実家による。
兄が表に出ていたが私の車を見ると、妙な顔をして実家に入ってしまった。
「なんだ、人の顔をみるなり。正月からケンカ売ってんのか?」
といささか憤慨をしていると実家の全員が妙な顔をしている。
「どうしたんだ」
「いやぁ〜くるんだね〜」「ほんとにきたよ」
「?」
「いやじいさんとばあさんが二人で夢見てさ」
「夢?」

婆「あたしはね、おかあさんと話をしたんだよ。」
私「なんの?」
婆「スリッパとりにきたっていうんだよ、黄色いスリッパ」
私「スリッパ?黄色いスリッパは病院で履いていて死んだあと捨てたぞ」
婆「だからあたしもね、あんたがもっていっちゃってないみたいっていったんだ」
私「それで」
婆「じゃぁいいって」
爺「俺のところはにこにこ笑ってきたぞ」
私「はぁ?」
爺「ひとりかい?皆はどうしたんだい?って聞いたんだ」
私「そしたら?」
爺「あとからくるよって言ってた」
私「あとから?」
爺「夢ん中じゃこなかったよ」

どうやら同じ登場人物が夢に出てきたので、うちに電話をかけて一緒に墓参りに行こうと思っていたところに私が登場したのでびっくりしたらしい。
なるほど後からきたわけだ(笑)

結果往復しましたとさ(笑)