新たな展開に向かって

メールをくださったみなさん、つっこみを入れてくださったみなさんありがとう。
なかなか個別にお返事できませんが、みなさんの励ましに支えられて頑張っています。
必ず見ていますし、本人にも伝えています。

昨日は会社を休んで朝から病室にいました。
検診がありました。
主治医とレジデントが回ってきました。
レジデントが体を触り、質問します。
妻がそれに答えます。
その間主治医は一切妻に手をふれよう、質問しようとはしません。

私は完全に仕事モードで「お時間をいただけませんか」と聞いてみました。
しばらくして、ナースステーションに呼ばれました。

ちょっと話をしてみて今までの怒りやら悲しみやらがどっかにふっとんでしまいました。

だってバカなんだもん

出来の悪い違う会社のSEと話をしていると、相手に理解させようとするだけムダってのが多々あります。往々にして優秀なSEだったりするんですけどね。
そんな感じです。

まとめると
・肺、肝臓、膀胱のあたりの腫瘍が大きくなっている
・ここまでくると緩和ケアしかできない
・できるだけ家族といたいでしょうから在宅医療に切り変えたら
です。

じゃぁ、どんな緩和ケアがあるのか在宅医療をするならどんなところに頼むのか、ホスピスはどんなところが紹介できるのかときくと「うーん」

はぁ?問題提起して解決無しなの?君ね、うちの業界だったらそれこそ訴訟だよ。
あぁ、こいつは勉強はできるんだろうが、仕事ができないクチだな・・・

とりあえず、病人に余計な事を言うなと言って打ち切った。

主治医の頭の中ではうちのカミさんは墓が立っていて、線香と花が添えられている。

冗談じゃない

その後で外科の説明があった。

小腸、膀胱に癒着、穿孔があるので、小腸の孔をなんとかしなければならない。
しかし、相当癒着があるし術後の経過も不安、なにより体力が落ちているので心配。

妻は尋ねた
「先生、率直に言ってやりたい?」
外科医は即答した
「やりたくない。完全に治してあげられるんならやりましょうといえるけれどリスクが大きい。」
妻は礼を言った。

この外科医は信用できるSEだ。

結局二人で話あったのは、
・どのみちこんな連中の紹介するところなんて信用できない
・転院すべき
・緩和ケアがあるところ
・リビングニーズ特約を利用して金をせしめてよりよい治療、入院環境を手に入れる
という方針である。

皆さんの中で緩和ケアまたはホスピスの情報をご存知の方は教えていただけませんか。
メールでもつっこみでも結構です。