「愛する人の死、そして癒されるまで」相川充

こんな本を読んでいる。
愛する人の死、そして癒されるまで―妻に先立たれた心理学者の“悲嘆”と“癒し”

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年末調整の申告用紙を友が渡してくれた。
そこに妻の名前が書いてある。

なぜ?

最近はあまり思わなくなったが、
思いがけない時に妻の名前を見ると一気にフラッシュバックが起きる。

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配偶者特別控除の控除金額やら、生命保険の控除やら火災保険の控除を楽しそうに、且つ文句タラタラでやっておったなぁ。

生命保険もどうせ10万以上払っているんだから買いてもおんなじやんか

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胸がドキドキする。口の中が乾く。落ち着かない。
友が隣に立っている。ここで暴発はできない。
だがはけ口がないとこっちがおかしくなる。
とっさに朝からいった前の部署の仕事の不満に転化する。

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結局、今年度は配偶者控除が受けられるらしい。
なんだかなぁ・・・。

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上記の本の第10章「悲しみのフラッシュバック」にもある。
ふとしたことで感情に襲われるらしい。
この著者も奥さんをがんでなくした。共感できる部分とできない部分もある。
だが、読んでいると少し落ち着ける気もするのだ。

例えば・・・
伴侶と死別した一年以内の35歳から44歳までの男性の死亡率は4.5倍だそうだ。
自殺は半年以内が特に顕著らしい。
..ということは私は半年過ぎたから自殺はしないぞ(ちょびっと自信)
あと5ヶ月いきてりゃ普通の死亡率に仲間入りだ(笑)
もう少し気をつけようっと(笑)

実は「妻を亡くした時に読む本」というのも本屋で手に取ったのだが・・・
さすがに買えなかった(苦笑)