急転直下の介護生活

9月25日(土)、26日の小学校最後の運動会を前に、私は医者、猫は下の出張グルーミングを受けていた。
朝から弁当を作るために、若干早ねをしたつもりだった。



夜中に、何かがバタバタと叩く様な音がして目が覚めた。
次に気がついたのは呻き声のような鳴き声。

鳴き声?!と思って慌ててリビングに向かうと、部屋の隅でメイさんが横になって痙攣をしている。
時計をみると01:30だ。

外傷の有無だけはなんとか確認するが、前足、後ろ足ともつっぱって、口から泡を吹いている。
ペットの救急対応の頁を見ても、「獣医師に連絡してください」としか書いていない。

10分たっても収まらないことから、かかりつけの病院にダメもとで連絡するも誰も出ない。
ネットを検索すると以下の頁がでた。‚e•‚r“®•¨‹~‹}
祈る思いで電話をすると、担当者が電話にでて。症状と連絡先を告げると、救急医師と連絡をとり、そちらに医師から連絡を入れるとのこと。
20分ぐらいすると医師から連絡があり、3時ぐらいには家に着くとのこと。

内心「一時間かよ!」とは思ったが。

それから救急車が到着するまでが長かった。実に長かった。
何せ、猫に何もできない。せいぜいなでてやるぐらいだ。呻き声をあげっぱなしだから水でもやりたいが、舌をでろんとだしてそれどころではない。
#ちなみに指に水をつけて口元にやったら呻くついでにかまれた
息子もおきて声をかけているがお互いになんともできない思いを抱えてつらい一時間だった。

救急車、といっても普通のライトエースっぽいやつだが、家の前に止めて、メイさんを車内に入れる。
中には女性獣医師とドライバーの二人で診察台にのったメイさんをみて、
「まずはおちつかせましょう」とのこと。

細い注射を一本うち、点滴するのにめいさんの血管を捜すが・・・・・・太りすぎで後ろ足にでてこない。まるで人間ドックの自分(そこまで苦労はしないが)をみているようだ。
反対の足、前足、前足の反対とぐるぐるやって結局背中だった。

救急車の中には酸素吸入もあり、なんともやるせない思いで妻の介護を思いだした。
まさか、猫でこうなるとはね・・・と思っていたりするのだが。

結局、安定するのに4時半までかかった。
医師からはかかりつけの獣医に診察をうけるように指示がでて、支払いをおこなった。
2万8千円を高いとみるか安いとみるかは猫の症例によると思う。

しかし4時半になると朝の弁当つくりが6時からはじめる予定だったので眠れない。
しかたないので、いろいろ検索した。安楽死のケースもあるから、ペットの葬儀屋さんも検索していたりする。

息子も運動会当日というのに、3時間ぐらいしか寝ていない(;_;)
弁当を持たせて学校に行かせたが、こっちも頭がぼーっとしているので、騎馬戦を見に行くつもりで出かけたらその前の100m走に間に合ってしまった。
身長が160cm超なのでかなーり目立つが、なかなかの走りでゴール前で2位を守りきった。接戦だったので観客が少し沸いていたのにはびっくり。
騎馬戦をみないで家に戻るも、メイさんはぐったりとしたまま。鎮静剤が効いているのだろうかと考え、行きつけの獣医へ連絡をいれると、16時以降に診察を受けてくれとのこと。投薬から12時間後の方が望ましいようだ。

結局、校庭ではだしで組体操をした息子(ピラミッドやタワーの下の段しかやらせてもらえないので腰とひざがいたい)と獣医に見てもらいに行った。

メイはぐったりとしており、初めてタオルにくるんで出かけた。
血液検査を行った結果、いろいろ炎症を起こしており、中枢神経が傷ついているようとのこと。
ヒルズのA/Dをもらってとりあえず帰る。

栄養剤のフェロビタ?とペーストのA/D、注射器のシリンダで水をやっていると少しは食べるが動けない。
結局、その晩は何年前か不明のペットシーツをひき、さらにタオルにくるんでいた。

翌日、後ろ髪を引かれるが出社。息子に医者まで連れて行ってもらうがまた点滴。
様子をみましょとのことだ。

よくよくみると前足がつっぱっていて動かない。立てないのだと気がついた。後ろ足もしかり。
めいさんも垂れ流しモードだが、これも介護と思う。

翌朝、小さな皿にA/Dのペーストを載せるとそれなりに食べるように。
会社から戻ると、少し歩いたがトイレに行き着けずトイレ前でOB。
うちの全自動トイレのカバーをはずし、砂いれ部分のみとする。

気がつくと息子のふとんの上にいたり、どうやら地味にあるけるようになってはきていたが、食事や水はなかなか無理そうだった。しかし、木曜日にはヨタヨタ歩きながら水入れの中に足を突っ込んで飲んでいたし、トイレも方向転換を繰り返しながら無事にできるようになった。
まだドライフードは口からこぼれてあまり食べられないが、ウェットならなんとかいけそうだ。

結局、脳梗塞で左半身に障害がでているのではと思う。

少しは安心できたけれどドライフードが食べられるようになってくれるといいんだけれど・・・

画像は3日時点のメイさん。カーペットを爪とぎした結果なのか、狙ったのか方向転換ができた。
よく見ると鼻の頭にウェットが飛び散っていたり(汗)