親業

親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方

先日研修に行った際、講師からこんなものを紹介された。
なるほどと思いながら買ってみる。

実は
実践 親子会話術-子育てコーチング

なんてのを買っていたから、解った様な気になっていたのだが・・。

これは体系だてていて解りやすい。

「アクティブリスニング」のケースパターンが分類されていてなるほどと思わせる。

そんな矢先息子がクリスマスケーキの話をしている時に
「クリスマスは・・・(小声)」
「何?」
「なんでもない」
「とりあえず言ってみなよ」
「プレゼントはもう買ってもらえないよね」
「この前買っただろう?」
「でもぼくクリスマスに何か欲しい」
「だってクリスマスプレゼントはこれが今欲しいって言ったじゃない」
「何にもないのはイヤだ」
「だって約束だろ?」
「それはそうだけど・・・」
(「残念だったね」と言いかけて本を思い返してしゃべってみる)
「お父さんは約束やぶられるといやだなぁ」
「ぼくもなんにもないといやだ」
「じゃぁふたりで考えてみようか」
「うん」
「お年玉もらえるからそれで買うってのは?」
「クリスマスに欲しいんだ」
「それならやってあげるけど、お年玉で貯めたお金をお父さんにくれる?それなら一緒だよね」
「お年玉がないのもイヤ」
(本当はキレそうだがガマンしてみる)
「でも、クリスマスプレゼントはこれでガマンするって言ったお約束は守って欲しいし、お父さんもそんなにおもちゃばっかり買っているのも不公平だと思うんだ」
「うん、お約束は守りたいけどなんか欲しいんだ」
(ダメもとで提案してみる)
「この前買ったお父さん専用のおもちゃがあるだろう。あれを2人のものにするってどうだ?」
「あぁ!あれ!」
「お父さんのだから、壊して欲しくないから変形はさせない。好きな場所で遊んでいいけど必ずお父さんの部屋に片付ける。」
「うん!それならいいよ!」

なんか怒らなくていいんですけど(笑)
これならお父さんは負けたわけでもなく、子供も負けたわけでもない。
「買いたくない」のと「何か欲しい」というお互いの目的がマッチして解決策を出したということなんだろう。
#本当は子供が出すのがベストなんだが